タブページを理解しよう
この記事はVim その2 Advent Calendar 2018 - Qiitaの25日目の記事です。
さて、みなさんはVimのタブページをちゃんと理解してますでしょうか? 本記事ではVimのタブページについての説明をしたいと思います。
まず理解しておいてもらいたいのが、Vimのタブページはその他のテキストエディタのタブと本質的に違います。 Vimのタブページは主にウィンドウのレイアウトを保持するものに対して、その他のテキストエディタのタブは1つのファイルを保持するものです。
以下の図はこの2つの関係を示したものになります。
見てわかる通り、Vimではある1つのファイルが複数のタブページに存在する可能性があります。 逆にその他のテキストエディタのタブはある1つのファイルが複数のタブに存在する可能性はありません。
この違いはVimのタブページを使いこなすのに重要です。
例えば、Vimのタブページをその他のテキストエディタのタブのように扱いたいと思ったりすることはあると思いますが、これはかなりの苦労しますし、個人的におすすめしません。
Vimのタブページは、1以上のウィンドウを管理し、ウィンドウは1つのバッファを管理します。そして、バッファに1つのファイルが関連づいている感じです。
タブと1つのファイルが密接に関連づいているその他のテキストエディタとはそもそもの仕組みが違いすぎて、同じように扱ったとしても多分あなたはこのタブページとウィンドウとバッファとファイルの管理に一瞬で頭がオーバーフローするでしょう。
あまりまとまりはないですが本記事で言いたいことはこれだけです。要はVimのタブページをその他のテキストエディタのタブと同じように考えて扱わないで!ということです。この違いを理解すればVimのタブページを使う用途がみえてくるんではないでしょうか。 以上、私がちょくちょく開発しているVimの機能TabSidebarのためにタブページユーザーを増やす記事でしたw。