Raspberry Pi3 Model BとRaspberryPI用3.5inchタッチ液晶(LCD)のセットアップ
Raspberry Pi3 Model Bを購入したついでにタッチ液晶(LCD)も購入したのですが、 ちょっと設定に苦戦したのブログに残しておきます。
買ったもの
- Raspberry Pi3 Model B ボード&ケースセット 3ple Decker対応 (Element14版, Clear)-Physical Computing Lab
- Elecrow3.5インチタッチパネル タッチスクリーンディスプレイ480X320解像度 TFTモニター LCDタッチスクリーンキット Raspberry Pi B+/2B Raspberry Pi 3B対応
- SanDisk Extreme Pro microSDHC UHS-I カード Class10 16GB SDSDQXP-016G-J35
やり方
1) イメージダウンロード
まず、Raspberry Piの公式ページからRaspbianのイメージをダウンロードします。 ここで気をつけたいのがNOOBSじゃなくてRaspbianのイメージを使うことです。 現時点(2017年2月4日)では、NOOBSだとタッチ液晶(LCD)のパッチの相性が悪くてうまく動かず、Raspbianだとうまく動きました。
ダウンロードしたファイル(2017-01-11-raspbian-jessie.zip)を解凍します。ダウンロードページに書いてある通り7ZipやThe Unarchiverで解凍するのが楽でした。
2) SDカードに書き込み
SDカードをフォーマットし、ddコマンドでイメージを書き込みます。
※ dfコマンドでは「/dev/disk2s2」になっていますが、ddコマンドで書き込むときは「/dev/rdisk2」にします(先頭にrを付け、末尾のs2を取り除く)。
3) Raspberry Pi起動
USBキーボード、USBマウス、SDカード、有線LANケーブル、HDMIケーブルをRaspberry Piに繋ぎ、最後にMicro-USBケーブルを繋ぎます。 SDカードに正しくイメージが書き込まれていれば、Micro-USBケーブルを繋ぐだけで勝手に起動してくれます。 LANが有線であれば特に設定を行うことなく、インターネットに接続できるはずです。
4) LCDのパッチを当てる
Raspberry Pi上でTerminalを起動し、以下のコマンドを順に実行します。
$ sudo raspi-config $ wget http://www.waveshare.com/w/upload/4/4b/LCD-show-161112.tar.gz $ tar zxf LCD-show-161112.tar.gz $ cd ./LCD-show $ ./LCD35-show
sudo raspi-config
の際は、
- 「Expand Filesystem」を選択
- 「Boot Option」を選択して「Desktop Autologin」を選択
を行います。
そして、Raspberry Piにタッチ液晶を接続し、再起動して完了です。
ちなみに、3.5inchのタッチ液晶に対してLCD32-show
を実行してしまうと再起動後Raspberry Piの起動が失敗します。
LCD??-show
のコマンドはくれぐれも間違わないように!
参考にしたもの
- http://jellyware.jp/kurage/raspi/lcd_32inch.html
- http://qiita.com/starswirl_k/items/62fab45afccf8ffff2f7
- http://qiita.com/loopsketch/items/4c7169b9c4373e6da4d0
- http://www.waveshare.com/wiki/3.5inch_RPi_LCD_(A)
- http://cabbalog.blogspot.jp/2016/06/raspberry-pi-us-keyboard.html
- http://d.hatena.ne.jp/muupan/20130124/1359006615